2006.10.25の「読売新聞」朝刊に、
北進ツマグロヒョウモン 本県定着? 民間団体が越冬調査
という見出しで、
(群馬)県内に分布していなかった南方系のチョウ「ツマグロヒョウモン」の目撃例が急増し、
群馬の蝶を語る会(群蝶会、会員約80人)が調査を進めている・・・、との記事が出ていました。
ご参考迄に内容概略をご紹介;
同会によると、ツマグロヒョウモンが急激に増えたのは、県南東部を中心に2004~5年からで、
今年はほぼ全域で見かけるようになった。すでに神奈川や千葉などでは数年前に定着した
との報告が日本麟翅学会などで相次いでいた。
分布拡大の理由として、地球温暖化の影響+幼虫のエサとなる観賞用のスミレの
冬場の栽培、出荷が増えた、ためとしている。
北関東での群馬で定着すれば、東北以北まで広がる可能性が高まり、
スミレをエサとする他のチョウとの生存競争も予想される。
分布が認められるには、その地で繁殖が確認される必要があり、
同会事務局長の池澤隆一さん(高崎市)の庭では今月、野生種のスミレ類にツマグロヒョウモンの
卵や幼虫が見つかっており、「群馬は分布拡大の最前線。越冬出来るかを注意深く観察して、
記録を発表したい」とのこと。
今年は我が家の花に来ていたツマグロヒョウモンを良く見かけて、写真もアップしましたが、
自然界の営みには、何やら深く、静かに進行しているものがあるんですね・・・。