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『私のデジタル写真眼』

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2012年 09月 22日

アカボシゴマダラを多々良沼にて確認

アカボシゴマダラという南方系の蝶が関東にも出現している、という話は何処かで聞いた覚えがあったと思っていたが、
今日、9月22日秋分の日に群馬県館林市多々良沼でヒラヒラと目の前に飛来したのを激写!!♪
証拠写真ですが、ご紹介します。

1.
如何にも南方系の蝶らしく、鮮やかな赤い斑紋がとても目立つ蝶だった。
アカボシゴマダラを多々良沼にて確認_a0031821_1956349.jpg
記憶が曖昧で、アカマダラ?位にしか思い出せなかったが、家で調べ直してみると・・・
アカボシゴマダラというのが正しい呼び方だったのね(^_^;)

2.
アカボシゴマダラを多々良沼にて確認_a0031821_19585064.jpg
翅がかなり傷んでいる・・・
今夏も猛暑だったけれど、ここ日本一暑い所で、厳しい生存競争を何とかクリアして来たんだろうな・・・

3.
アカボシゴマダラを多々良沼にて確認_a0031821_2022991.jpg
なかなか止まってくれず・・・後を追い掛けてやっと一瞬止まった所を・・・(^_^;)
BORG 50FLで・・・やっと♪

4.
アカボシゴマダラを多々良沼にて確認_a0031821_2052621.jpg
傷んだ翅が生々しく印象的で・・・

5.
アカボシゴマダラを多々良沼にて確認_a0031821_2065559.jpg
止まってもほんの数秒で飛んでしまう。頃合いを見計らって連写を開始・・・やっとの一枚に(^_^;)

アカボシゴマダラってどんな蝶?・・・
以下、ウィキペディアから抜粋してメモしておきます。

「タテハチョウ科 アカボシゴマダラ属:
日本国外では、ベトナム北部から中国、台湾、朝鮮半島まで分布する。韓国では南端の済州島にまで分布する。
中国や韓国では里山的環境から都市部にまで広く分布する普通種である。

日本には、もともと奄美大島とその周辺の島々だけに固有の亜種 H. a. shirakii Shirozu, 1955 が分布する。

それが1995年には埼玉県秋ヶ瀬公園などで突如として確認された。
この埼玉での発生は一時的なもので終わったが、これに続く数年間には神奈川県を中心とする関東地方南部でも
本種が多数発生・定着するようになった。
2006年には東京都内でも発生し、さらに2010年以降には関東地方北部や山梨県・静岡県からも記録され、分布の拡大が続いている。

この関東の個体群は、その外見上の特徴から、中国大陸産の名義タイプ亜種 H. a. assimilis に由来と推定されている。
自然の分布域から飛び離れていることや、突如出現したことなどから、
昆虫マニアによる人為的な放蝶(ゲリラ放虫)の可能性が高いといわれている。
気候風土が好適であったために急激に個体数が増加したと考えられており、市街地の公園などの人工的な
環境に適応しているので、今後も分布が拡大していくと予想される。
このように、典型的な外来生物であるために、もともと類似環境に生息するゴマダラチョウと生態的に競合するのではないかという危惧もある」

そうだったのか・・・色々問題含みの蝶さんだったとは!
見た目非常に美しいんだけどね・・・・。

漢字では胡麻斑・・・しかしゴママダラではなく、ゴマダラと読むのが正解みたいですよ。縮めてる・・・♪
一方、碁斑という説もあるようで、ネット上ではこんがらがっているげな(^_^;)
私としては・・・ゴマダラと言う事にします。

ここ数年来、我が家でもツマグロヒョウモンが毎年繁殖する様になったし・・・南方系昆虫の北への進出は
やはり気になる存在なのだ。

9月22日 多々良沼
昼前後にこの一尾が何度も現れた。
BORG 50FL 直焦点
PENTAX K-5
三脚使用
トリミングあり

by sdknz610 | 2012-09-22 20:45 | 私の蝶・蛾図鑑 | Trackback(1) | Comments(6)
Tracked from イーハトーブ・ガーデン at 2012-09-23 12:03
タイトル : アカボシゴマダラ
エアコン漬けになって体調がおかしいので            ぶらりと水元公園へ出かけました。                    でも、やはり暑かったです。                1、アカボシゴマダラに出会いました。きれいな蝶ですが……。 中国大陸産の基亜種。1998年に神奈川県藤沢市で確認されて以降南関東に定着した外来種。 在来種のゴマダラチョウのテリトリーを脅かす存在として要注意!! 2、ヌマトラノオに吸密するのはベニシジミ? 3、キツネノマゴにはヤマト...... more
Commented by shibata at 2012-09-22 21:15 x
とうとう北関東にも出現ですか!!
ひどい話です。多々良沼にも現れましたか!
ゴマダラと交雑してしまう心配があり、この行為はいけませんね。
自然は自然のままがいいです。
Commented by sdknz610 at 2012-09-22 21:30
>shibataさん、こんばんは。この赤い模様が目に入った時はドキドキしましたよ♪
正確な名前は思い出せなかったですが、北進中のアノ蝶に違いない!と・・・。
ゲリラ放虫なんてキーワードは知らなかったです(^_^;)
ブラックバスを放流するのと似た非常識行動って事でしょうが、困ったものですね。
来年以降のこの蝶の増え方に注意! 
こういう蝶は「群馬昆虫の森」で見るのがよろしい様で・・・。
Commented by TOM at 2012-09-22 22:21 x
どーもです(^^)/

アカボシゴマダラを館林で確認したのは昨年五月、つつじが岡公園でのことでした。昨年は春型1頭、夏型2頭のみの確認でしたが、今年はフィールドのどこへいっても見かけて、逆に在来種ゴマダラチョウをほとんど見かけなくなってしまい、ほぼ完全に入れ替わってしまったようです。まさに昆虫界のブラックバスですね^^;

写真や標本で見るとそれほどでもありませんが、飛んでいる実物は驚くほどアサギマダラに似ており、完璧な擬態です。アサギマダラの後翅には広く茶色の部分があるのですが、アカボシゴマダラの後翅にある赤い紋が、飛んでいるときには後翅後半全体を赤茶っぽく見せています。

アカボシゴマダラはゴマダラチョウと同属のHestina属なのですが、いかにもタテハチョウらしいきびきびした飛翔をするゴマダラチョウにくらべ、アカボシゴマダラはマダラチョウ亜科っぽい緩やかな飛翔で、色柄のみならず行動までもシミュレートしているようです。

そういえば、やはり近年定着したツマグロヒョウモンもメスはマダラチョウ科のカバマダラに擬態しているといわれ、飛び方もやはりマダラチョウっぽい緩やかさです。
Commented by sdknz610 at 2012-09-23 08:14
>TOMさん、おはようございます。去年!もう来てたんですか。初めて見てビックリのキレイな蝶さんですが・・・・
この地の気候にバッチリ合ってしまったか・・・。もう一杯卵産んで・・・エイリアンの母みたいなのか?・・・
幼虫で越冬するみたいですが、来年はそこいらじゅうにヒラヒラになるかもしれず、ちょっとコワイ(^_^;)
こうなるとゴマダラチョウを是非見てみたくなります。未見なのです。
色々教えて頂きありがとうございます。これからもどうぞよろしくです。
Commented by nenemu8921 at 2012-09-23 19:07
こんばんわ。出かける前に気になってTBさせていただきました。
アカボシゴマダラは時々目にします。
きれいな蝶ですが、エノキを食草とするオオムラサキやゴマダラチョウなどの在来種が脅かされることが懸念されるようですね。

ゲリラ放蝶をする人ってどういう人なのでしょう。

どうも理解できません。
Commented by sdknz610 at 2012-09-23 19:44
>nenemu8921さん、こんばんは。TBありがとうございました。水元公園のでしたね♪
だんだん北へ広がって来ているようです。来年はどうなるやら・・・。
ツマグロヒョウモンの北進の例がありますが、ツマグロは今や我が家でも普通になってます(^_^;)
これからも色んなものが又似た様な事になる懸念がありますが、生態系破壊行為はやっちゃだめですよね・・・。
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