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『私のデジタル写真眼』

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2008年 12月 01日

湖東三山の真ん中、金剛輪寺が朱に染まって・・・

1.
湖東三山の真ん中、金剛輪寺が朱に染まって・・・_a0031821_834485.jpg
国宝「大悲閣本堂」の中から、開いた窓の外の紅葉を撮ったもの。もちろん本堂の中を撮るのはご法度です。

さて、西明寺からここ金剛輪寺(こんごうりんじ)には11時ちょっと前に着いた。

去年は逆周りの三山巡りのシャトルバスに乗って百済寺(ひゃくさいじ)からここへ来たものの、
余りの渋滞で駐車場に着くだけでも大きく時間をロスして・・・、
結局降りるのを止めて最後の西明寺に向かったのを思い出した・・・・。
今回はリベンジ!是非、有名な「血染めの紅葉」も見たかったし・・・。

通常は下の駐車場からかなりの登り坂を延々歩かなくてはならないんだけど、タクシーは上まで行っていいということで、
本堂直ぐ近くまでアっと言う間に着いてしまったのです。
時間の節約は大変助かったんだけど、そして登りが大の苦手の私としては、良かった~でしたが、
汗流してやっとこさ着く、という苦労が無いのはイイのかな?・・・なんて♪

2.
湖東三山の真ん中、金剛輪寺が朱に染まって・・・_a0031821_8241384.jpg
「血染めの紅葉」越しに本堂の屋根。

「血染めの紅葉」・・・金剛輪寺のパンフによれば、
奈良時代の高僧、行基菩薩が開祖のこのお寺、御自ら一刀三礼、拝みながら彫刀を進められたが、ある日木肌から一筋の血が流れ落ちた。この時点で観世音菩薩に魂が宿ったとして、菩薩は直ちにその彫刀を折り、粗彫りのまま本尊として安置された。後の世に「生身の観音様」として信心されるようになった。そしてこの本堂の脇にあった紅葉があたかもその時の血で染まったように赤いということで、「血染めの紅葉」と呼ばれるようになった。

3.
湖東三山の真ん中、金剛輪寺が朱に染まって・・・_a0031821_8393316.jpg
夜来の雨を吸った屋根が強い陽射しで暖められて、ユラユラと蒸気が立ち昇り、風で揺れていたのが妙に気になって・・・。

4.
湖東三山の真ん中、金剛輪寺が朱に染まって・・・_a0031821_842857.jpg

5.
湖東三山の真ん中、金剛輪寺が朱に染まって・・・_a0031821_8442863.jpg
紅葉に埋もれる三重の塔・・・。

6.
湖東三山の真ん中、金剛輪寺が朱に染まって・・・_a0031821_846397.jpg
金剛輪寺略縁起ですが・・・以下、パンフから抜粋します。

聖武天皇の祈祷寺として開祖は行基菩薩。天平十三年(741年)という古さ。
本尊聖観世音菩薩は行基作。
850年、延暦寺の慈覚大師が来て西方阿弥陀仏信仰を教化されたことで天台の大寺となった。
弘安十一年(1288年)、近江の守護北条頼綱が、元寇の来襲を退けた祝いに本堂大悲閣他を復興。
以来700年を越える大堂で、鎌倉期の和様建造物の代表的なものとして国宝に指定された。
昭和39年の東京オリンピックでは日本を代表する建造物として、文部省が十分の一の模型を造り、
上野の国立博物館に展示され、世界の注目を集めた。

天正元年(1573年)、信長が百済寺を焼き払った時、同罪として本寺も火を放たれたが、
当山僧侶の奇智により、本堂・三重の塔・二天門は火難を免れた。
その後、江戸時代より復興に努め、荒廃していた三重の塔も昭和五十三年に大修理が完了し、
現在に至っている。

信長ッテ・・・文化の破壊者だったか・・・。
言う事聞かないと、抹殺するぞ・・焼き払え・・・なんて、自分勝手の元祖か・・・
今時のどっかの国にそんなのがあるようだけど・・・。
人間のやる事は何~んにも変っていないな~・・・。
人類は進化していないんじゃないのか?・・・
何時まで経っても弱肉強食・・・最も獰猛なのが人類だ・・・なんてね。
こういう所に来ると考えちゃうな~・・・。

金剛輪寺・・・奥が深そう・・・。又何時か、訪れるかもね・・・。

さて、先を急ぎます。次は、百済寺はパスしましたので、永源寺です。

by sdknz610 | 2008-12-01 09:20 | 紅葉 | Trackback | Comments(10)
Commented by Yさん at 2008-12-01 09:53 x
紅葉の撮り方を毎日学ぶことが出来、有難うございます。
毎日見せていただくのを楽しみにしています。

昨日は、川面にカメラを向けジッと待機している方がおられ、
白鳥の飛び立つシーンを撮り終えた帰路に、
再度お邪魔したら、カメラの先に翡翠を発見。

飛び去った先を見つけられずにいましたら、
散策で通りかかった方に、カメラを向けて教えてもらいました。
都合10カット撮る事ができました。
Commented by sdknz610 at 2008-12-01 10:12
>Yさん、おはようございます!
紅葉・・・続けてますが、もうちょっと・・・飽きて来るでしょうね♪
暫く我慢下さい・・・。

NHKの朝のニュースで京都の紅葉を紹介してますね。今日は真如堂でした。
明日は永観堂ですよ!
去年まで毎年行っていたところです。
今年は、湖東と奈良にしたので京都は夜の永観堂だけでした。

ハクチョウ、撮りに行ってますね~!数増えているのかな~? 
暫くご無沙汰になってます。

カワセミ、元気でしたか。いいシーンが撮れたようですね。
私も撮ってみたいんですが♪
Commented by goldpony767 at 2008-12-01 19:17
血潮という種類の紅葉があかいのですが、
これは自然の紅葉でしょうね。
昔血潮というもみじの苗木を作っていました。
Commented by kimiko_shibata1 at 2008-12-01 19:42
どれも素晴らしい紅葉です。
特に2,3,6が好みです。
血染め・・・とはまさに言い当てていますね!
水分の蒸発とともに写したところは憎いですね(笑)

明日は永観堂とか・・・ここも素晴らしいですね。楽しみです。
Commented by sdknz610 at 2008-12-01 20:09
>goldpony767さん、こんばんは!
紅葉の種類は、私には実は何が何だか分からないんですよ♪
血潮なんていう紅葉があるんですね。如何にも真っ赤という感じですが、
もしかしてこの血染め紅葉はそれなのかも・・・。
栽培していたんですか!それはビックリ♪ 
そうか・・・goldponyさんは、プロでしたね。
赤と言っても、マア色々な色合いの紅葉がありますが、この血染め・・・
ほんと赤かったな~と♪
Commented by sdknz610 at 2008-12-01 20:22
>shibata1さん、#2,3,6・・・どうもありがとうございます。
マア兎に角赤かったですよ♪
屋根から立ち昇る煙のような水蒸気・・・もちょっとハッキリ撮れれば良かったですが、
こういうのを目の当たりに出来たのは、偶然も偶然ってことで、ラッキ~でした。
二度と見れないでしょうね・・・。

ハイ・・・明日は、永源寺ですよ~♪・・・
京都の永観堂はその次にしようかと・・・。取って置きの画があるので・・・♪

もう暫く紅葉が続くんですが・・・楽しみにして頂けるのは有難いです!

今年は京都の紅葉は今が旬のようですね。遅くなってる・・・!
湖東にしたのは正解だったかな。
来年はどうしようか・・・迷います♪

ところで、shibataさんは、京都・奈良の春の桜はご存知ですか?
まだ、見た事無いんですが、頻りに京都・奈良の桜はいいよ~と聞いていて・・・気になってます♪
Commented by asitano_kaze at 2008-12-01 21:10
トップの切り取り、見事です。
どの作品も、紅葉の美しさを黒が引き締めて際立たせていますねぇ。
3,6枚目が好みです。
Commented by sdknz610 at 2008-12-01 21:45
>asitano_kazeさん、こんばんは!
トップ、ありがとうございます。向うの紅葉に露出を合わせると、周囲が黒く潰れてしまいましたが、
+0.3EVだと窓枠が若干見えるようになる代わりに紅葉が飽和してしまい、
ボツに・・・。
黒い額縁のままの方で良かったかな?と思ってます。
Dレンジオプティマイザーは使わないので、こういう場合有効なのかどうか、
今後の課題ということにしてます。
#3,6・・・逆光で透かしても黒バックがあるのと無いのでは、大分印象が違います。
私は黒く潰したバックを選び勝ちですが、これも時と場合によるようで、
今回も色々勉強になりました。
Commented by tanuki_oyaji at 2008-12-01 23:05
こんばんは~~♪
わたしもトップの感じが素晴しいと思います。
こういう構図は補正が難しいですね。
仰るように黒枠がよく合うように思います。
Commented by sdknz610 at 2008-12-01 23:26
>tanuki_oyajiさん、トップ、どうもありがとうございます。
測光はマルチからスポットに切り替え、シングルポイントのAFターゲットにして・・・など、色々忙しかったです・・・。
窓壁の黒く潰れた枠が返って面白いかな?ということに。
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